鑑定結果がご依頼者の期待に添う場合は、詳しい書類が役に立つと考えられます。
しかし、期待に添わない場合やはっきりしない場合は、詳しい書類を作成しても役に立たないばかりか、費用と時間の無駄にもなります。
そこで、日本法科学鑑定センターでは以下のような手順で鑑定依頼をお受けしています。
1 見通しを立てる
鑑定のご依頼は、まず当社へ電話連絡して頂き、鑑定資料(原本もしくは鮮明なコピーが望ましい)をお送り頂きます。また事前予約の上、資料を直接持ち込んで頂いても構いません。
鑑定人は、鑑定資料を通観して概略的な検査を行い、結果の見通しを立て、約1週間以内に電話でご依頼者に連絡します。
ご依頼者様は、結果の見通しを検討のうえ、鑑定を進めて詳しい書類を作成するか、鑑定を中止するかを決定し、鑑定人に指示して頂きます。
なお、結果の見通しは、詳細な検査と考察を経て導かれる正式な鑑定結果と少し異なる可能性がありますが、真逆になるほどの大きな違いは生じません。
2 鑑定を進める
鑑定を進めるご指示を頂くと、正式な鑑定作業に入り、詳細な検査と考察を経て正式な鑑定結果を導きます。
詳しい鑑定経過、鑑定結果を記載した書類(鑑定書)を作成し、鑑定資料と共にお送りします。
3 鑑定を中止する
鑑定を中止するご指示を頂くと、以後の鑑定を中止します。
ただ、見通しをたてるために行った概略的な検査の対価として所見料を頂きます。
鑑定資料をお返しする際、結果の見通しを説明した簡単な報告書(所見書)を同封します。
原本資料の入手は難しいけれど閲覧が可能な場合、ご要望があれば鑑定人が現地へ出張して観察、調査などの作業を行うことも可能です。ご相談下さい。